天鐘　Tensyo Co.Ltd.

　土壌再生・水浄化は、現代社会の大きな課題です。この課題を、弊社では、
多種多様なバクテリアが混在する本来の自然界の姿に戻すことで実現していま
す。

土壌再生でも、水浄化でも、ヒトの腸の健康においても、特定の一部のバク
テリアを大量に投入しただけでは、問題は解決しません。

　私たちが大事にするのは、現代の土壌破壊によって失われた、多種多様な天
然のバクテリアを再定住させることです。

　土壌においては、現代のような自然破壊が起こっていなかった、今から1000
年前の土を、わずか10日間で再生する技術を確立しました。

土壌再生の新しい技術で特許を取得

　新開発の土壌活性顆粒によって、無農薬栽培条件にて、育成作物の生長量・
多岐にわたる栄養成分の向上を比較、証明し、2017年、弊社スタッフによるこ
の研究により、特許（第5959712号）が取得されました。

千年前の土と現代農地の違い

　千年前の平安時代、世相を記録する多数の書物が書き残されましたが、植物
の病害の記載は見当たりません。

　ところが現代普及している、発酵菌群などを単に量的に増殖させる一般的な
有機農法技術では、植物の病気多発は防げません。

　このふたつの土壌の最大の違いは、土壌内部に生息するバクテリアの種数で
す。

　現代の農地の土壌を分析すると、通常40～80種程度の土壌バクテリアが検出
されますが、ヒトが関与しない原生林などの土壌には数千種～1万種以上が発
見されています。

農薬不使用でも病気が発生しない

　植林地や農地など、ヒトの手が加わった場所では、植物病害が多発します。
しかし現代においても自然界の森林や草原には、千年前の田畑と同様に、植物
の病気は滅多に発生しません。

　植物の病原菌の7割以上を占める病原性のカビの仲間や、その他の大半を占
める病原性細菌は、土壌バクテリアの種類数が多い自然状態では生きていけな
いからです。

　特許を取得した弊社の新技術では、土壌の改質のほか、多様な好気性バクテ
リア、嫌気性バクテリア両方の多様な種類が短期間で定住します。

　このことによってはじめて、一切の殺菌薬、制菌対策を行うことなく、植物
の感染性疾病を防ぐことができるようになりました。
弊社技術で農薬完全不使用・有機生産しているホウレンソウ農場（千葉県匝
瑳市）

栄養価の向上

　この新技術を用いて生産すると、作物の栄養価が上がり、その一方で食味に
有害な硝酸塩の過剰な吸い上げが防止できます。

　栄養価の違いがもっとも出やすい葉物野菜を例に、本技術で生産したほうれ
ん草の栄養分析結果を以下に紹介します。

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収益性の高い農業の実現

　生産性が向上して収量が上がり、含有する栄養価やビタミンが増え、かつ農
薬不使用によって付加価値が向上するこの生産技法によって、現在準備進行中
の千葉県山武市の生産地においてイチゴ生産を行った場合の試算を以下に紹介
します。

　上記農場では合計２０棟の建設とイチゴ生産を計画しており、その総工費お
よびコストの概要を示すと以下のとおりです

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